2014 加藤文太郎山の会忘年会
但馬山友会の納会は11月16日に行われましたが、所属するもう一つの山の会、「加藤文太郎山(さん)の会」の忘年会に参加してきました。
但馬山友会の納会は11月16日に行われましたが、所属するもう一つの山の会、「加藤文太郎山(さん)の会」の忘年会に参加してきました。
体力が要求される高くて厳しくて長い山歩きにいつも思うことですが、もっと若くもっと体力のあるときに山に親しんでおけばよかったと。
私の学生時代は、当時はこんな言葉はありませんでしたが、いわゆる3Kに代表される山岳部に替わって「ワンダーフォーゲル部」が人気を集めていました。
入部はしませんでしたが、山歩きを楽しみ、先輩後輩も平等に仕事を分担し、火を囲みながら歌やゲームを楽しむなどなど、女性部員が多かったのが印象的でした。
60歳を機に始めた山登りですが、遅く始めたぶんよかったと思うこともあります。
負け惜しみに聞こえるかも知れませんが、極めたピークの数や所要時間・コース難度を競うのではなく、「森の息吹を感じ、花を愛で、四方の景色を楽しみ、人と親しむ」ことの意味が分かるようになったことです。
講釈はさておき、白峰三山縦走で森は言うに及ばず森林限界や岩稜帯などのあちこちで 私達を励まし?癒してくれた花たちを紹介してます。
(それらしき名を入れておきましたが、南アルプスははじめてなので不明なものが多いことをお許しください=間違いがあればコメントして頂ければ助かります)
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ミヤマシャジン キツリフネ
シシウド アキノキリンソウ
ヤマハハコ ミヤマトリカブト
センジュガンピ オンタデ
クガイソウ タカネナデシコ
タカネグンナイフウロ ナナカマド実
○○ショウマ ヤマホトトギス

チャルメルソウ ミヤマキンポウゲ
ミヤマカラマツ ミネウスユキソウ
キバナノコマノツメ? イワツメクサ
ミヤマムラサキ シナノキンバイ
イワベンケイ トウヤクリンドウ

ジャコウソウ ウサギギク
ヤマコゴメグサ ハクサンイチゲ
タカネコウリンカ タテヤマリンドウ
ヨツバシオガマ イワヒゲ
イワギキョウ チングルマ(穂)
ハクサンフウロ フシグロセンノウ

ゴゼンタチバナ お花畑

北岳登頂の満足感と疲れで布団一枚に2人もさほど苦にならず、ぐっすり寝込んで目を覚ますと4時でした。
朝食時の予報では朝のうちは霧雨だが、その後回復に向かうとのことです。
ガスの中の出発 小屋前で記念撮影
北岳山荘出発が6時30分、まず南方向に間ノ岳へ、西農鳥岳を経由し農鳥岳へと3,000m級の稜線歩きが始まります。
三山縦走のあとは、大門沢下降点から大門沢小屋まで標高差約1,300mのハードな下りが待ち構えています。
カッパ着用で出発 続く露岩帯
時折ガスが消える 後ろに北岳
小屋を出発して約1時間40分、標準タイムで間ノ岳に到着しました。
奧穂高岳と並ぶ日本第3位の高峰で日本百名山の一つでもあり、北岳山荘に荷物をデポして、空荷でピストンする登山者も見られます。
間ノ岳山頂3,180m 6班の精鋭6人

ハイマツ帯を行く 知る人ぞ知る農鳥小屋
西農鳥岳山頂3,051m 連続する岩場
最後の長い登り 農鳥岳山頂3,026m
豪快な稜線歩きの魅力の一つは南アルプスはもちろん八ヶ岳・富士山・中央アルプスの眺めですが、雨は止んだもののガスがかかっていてほとんど展望はききません。
縦走の終点農鳥岳から少しくだって、大門沢下降点からハイマツ帯と樹林帯の急な下りが連続します。
大門沢分岐 急な下りの始まり
沢渡りも一苦労 大門沢小屋到着
4時前から雨も降り出し、1,700mにある大門沢小屋を目指し標高差1,300mをひたすら下りますが、2日目となると膝のねばりがなくなって結構ダメージとなります。
天候も悪く辺りも薄暗くなった17時前についに大門沢小屋到着です。
休憩を頻繁に取ったこともありますが、6時半に北岳山荘を出てから約10時間の行程は私が経験した中で最長でした。
貫禄の玄関 土間に板張りの天国
軒下の売店 冷蔵は沢の水で
大門沢小屋は見るからに歴史を感じさせ、昭和40年竣工以来懐の深い南アルプスの接続ポイントとして貴重な山小屋といわれます。(収容人員100人)
過去3度の縦走で会が経験したどの小屋より素朴で、必要なものの最小限を備えた山小屋の原点という感じがしました。
携帯が通じない・トイレは屋外で灯りや紙がない・シャワー場に着替えスペースがない・冷えたビールが無くなったなど当てが外れた利用客の不満にも小屋の主人は無視したり、淡々と応じています。
「山小屋として必要不可欠なものは揃えている」とでもいうがごとく、近年幅をきかせる中高年や山ガールなんかには媚びるものかとも思わせる姿勢には共感させられました。
真ん中の土間をはさんで左右に板張りの上がりがあり、ここでも敷布団一枚に毛布が3枚で2人が寝ることになります。
北岳山荘と一緒ですが、どうやら少し幅が狭いようで、とうとう足と頭を互い違いにして寝る羽目になり、建て付けの悪い木製窓からのすきま風とともに初体験でした。
小屋から見る朝富士 記念撮影

昨夜の雨も朝にはすっかり上がり、天候は曇りとのこと。
ここから1,000mを沢沿いに4時間の下りが待っています。
山歩きも3日目となると疲れもピークになりますが、奈良田まで下ると温泉と食事とビールが待っていることで不思議に元気が湧いてきます。
沢渡り 岩場越え

ロープが頼り ハシゴ場も

小屋を出たのが6時、沢にかかる幾つかの丸木橋を渡りハシゴも越えて進むとやがて広葉樹林帯に出ると少し傾斜が緩くなります。
歩くこと3時間半、奈良田のバス停でチャーターバスと合流し、3日間の長い山行も終わりました。
入浴後の昼食風景
北アルプスや八ヶ岳と比べて懐が広くアプローチが長いとは聞いていましたが、身をもって体験することで理解できました。
併せて自分の体力の限界を知ることになり、登りたい山と登れる山とは同じでないこともあらためて知らされました。
経験豊富で気配りの行き届いた役員さんと気心の知れた仲間達のおかげで、憬れの南アルプス白峰三山縦走を無事終えることができました。
苦しい登りや下りのしんどさを和らげてくれた高山植物たちは
別にまとめて紹介します。
3,000m級が連なる南アルプスで日本第2位の高峰北岳3,193m、第3位の間ノ岳3,190mと農鳥岳3,026mを白峰三山と呼び、スケールの大きい稜線歩きと富士山を始め周囲の山々の眺望や多彩な高山植物が楽しめます。
(第4位とされていた間ノ岳は、新たな計測で、奧穂高岳と同じ3,190mとされ、3位タイとなりました)
主催は加藤文太郎山の会、昨年は白馬岳縦走、一昨年はで常念山脈縦走で、今年で3回を数えます。
「加藤文太郎山(さん)の会」は、新温泉町浜坂出身の不撓不屈の岳人加藤文太郎を尊敬し、その足跡を広めようと活動を続ける熱心な方々の集まりです。
今回は山と加藤文太郎を愛する有志も加わって、総勢33人のメンバーでした。
21日(木)夜但馬を出発し、22日(金)は広河原登山口から北岳に登り北岳山荘に宿泊。
23日(土)は間ノ岳・農鳥岳を縦走し、1,710mまで下って大門沢小屋で泊まり、翌24日(日)に奈良田まで下ってバスと合流、温泉と食事のあと帰但する車中一泊、山小屋2泊の高齢者にとってハードな行程です。
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広河原インフォメーションC 登山スタート
最初は林間歩き 大樺沢を登る(荷揚げのヘリも)
天候は晴れ時々曇り、抜けるような青空に時折雲が流れ、登る途中で振り返ると北や東方向の眺めが抜群で随分元気づけられました。
二俣で大休憩 雪渓横の登り
登り始めて一人が足のけいれんが出てリーダーとサブリーダーがフォロー、続いて高山病の症状が出る人も。
広河原から北岳までの高度差は1,700mで、南アルプスの厳しさを知らされることになりました。
遅れた人に気を遣い全体としてペースダウンしながら、八本歯のコルまでの長い登りを6時間かけて到着しました。
鳳凰三山 遠くに南八ヶ岳の峰々
八本歯のコルまでの後半はハシゴ場の連続
三点確保でハシゴ登り 有名な北岳バッドレスを望む

6時間かけて八本歯のコル到着 昼食休憩

左奧は南八ヶ岳、中央から鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)
富士山も顔を出す 山頂までさらに2時間の登り
きつい露岩帯 にぎあう北岳山頂3,193m
雲がかかる甲斐駒ヶ岳 地蔵岳山頂のオベリスク

南アの女王 仙丈ヶ岳 間ノ岳までの稜線

一時はどうなることかと心配された組も周りのサポートもあって、少し遅れたくらいで無事到着し、全員が北岳登頂を果たしました。
何もなくとも厳しいのに、体のトラブルを抱えながらもよく頑張りました。
経験豊富で冷静なリーダー達と気の合った仲間にに支えられて頑張るグループ登山のすばらしさですね。
山荘への下り 北岳山荘2,900m
北岳山荘から富士を望む 富士に架かる虹
北岳山荘 豊富なメニュー
下りに見られるお花畑を楽しむ余裕もなく、山荘到着が1時間遅れの16時半、朝7時前の出発から9時間を超す長丁場でした。
北岳山荘は07年に亡くなった建築家黒川紀章氏の設計で、機能本位で無骨な山小屋としては珍しくモダンな建物です。
山荘もハイシーズンで登山客が多く、金曜日でも布団一枚に二人が寝ることになりました。
消灯は8時、疲れはあるものの登頂の満足感ですぐに寝つきました。
居室は窓から真正面に富士山が見える位置なので、お天気がよければご来光が見えること間違いないのですが、夜から朝にかけて曇りか雨の予報のようです。
「加藤文太郎山(さん)の会」の遠征登山が決まり、案内が届きました。
注文していた加藤文太郎記念グッズのマフラータオルが届きました。
前回はTシャツ
但馬浜坂出身で不撓不屈の岳人加藤文太郎を顕彰し、その偉業を町内外に情報発信する会として「加藤文太郎山(さん)の会」が活動していて、私も三年前から入れていただきました。
同町には加藤文太郎記念図書館があり、資料室は文太郎ファンの「聖地」として知られています。
訪れたファンから「記念グッズを!」の声もあって会が制作したもので、濃紺は但馬の日本海を、山々に降る雪の白で「Buntaro Kato」と表記してあります。
①仕様 綿100パーセント 20㎝×110㎝
濃紺字に白抜きで「Buntaro Kato」の文字を印刷
揮毫 西川葉峯さん(加藤文太郎山の会会員)
②製作枚数 300枚
③通常販売 価格 1,500円(税込)
販売窓口 加藤文太郎記念図書館
669-6702 美方郡新温泉町浜坂842-2
℡ 0796-82-5251 Fax 0796-82-5250
別に神鍋マラソンの参加賞としていただいたものを持っていますが、普通のタオルと違い丈も長く肌触りもよいので、登山・ランニングやレジャーなどに重宝しています。
新温泉町浜坂は加藤文太郎の出身地、同町を中心に「加藤文太郎山(さん)の会」がつくられ、加藤文太郎の顕彰活動を実施されています。
私も加藤文太郎の足跡を訪ねる北アルプス遠征登山を契機に入れていただきましたが、山登りだけでなく、地区の登山道の整備や清掃など地域保全活動も実施されています。
15日(日)には城山登山口周辺の草刈りやサンビーチのゴミ拾いのあと、恒例の忘年会が行われました。
登山道周辺草刈り サンビーチゴミ拾い
行きは浜坂まで電車で約1時間半、臨時列車「山陰海岸ジオライナー」で、白波が立つ荒海を眺めながらの一人旅です。
(山陰観光連盟のHPより)
列車は海岸沿いの風景を車体にラッピングしてあって、切浜海岸の「淀の洞門」や「余部鉄橋」など山陰海岸ジオパークポイントのPR放送も行われます。
来年2月23日までの土曜・日曜・祝日 のみ運転の臨時快速列車ですが、PR不足からか乗客はまばらでした。
忘年会の出席者は30名、過去2回の遠征登山で顔見知りの方々が多く、いろいろ声をかけていただきました。
話題の中心は今年の白馬岳縦走で、マイブログの「北アルプス白馬岳紀行」もよくできていると誉めていただきました。 (*^_^*)
来年の夏山企画は未定でしたが、加藤文太郎が浜坂に帰省した時歩いた「神戸から兵庫の山々を北に縦走し浜坂に至る100km超の道」を会員のリレーで歩くという企画が発表されました。
海の幸が盛られた料理と楽しい会話で美味しいお酒もどんどん進み、和気藹々の雰囲気のなか帰りの電車の時間が迫り途中で失礼しました。
「私がこの会で活動するのはただただ皆と美味しいお酒を飲みたいがためである」はある方のご挨拶でしたが、全く意を同じくする私でした。
大池から雷鳥坂を登り、小蓮華山から三国境までの尾根歩きは高山植物が見られたのでしょうが、強風と寒さでそれどころではなく、期待していたウルップソウも見落としました。
お花畑 トウヤクリンドウ
ミヤマホツツジ ○○ショウマ
ハクサンフウロ イワギキョウ
クルマユリ ミヤマシシウド
イワツメグサ タカネナデシコ
ヨツバシオガマ ムカゴトラノオ
イワオウギ ウサギギク
キヌガサソウ キヌガサソウ
団体行動でのんびり写真を撮っている時間はないのですが、6班に分けた最後尾にしていただいたので、遅れ気味ながらも写真を撮ることができました。
コンデジの電池切れで携帯に換えたりして、写真が不鮮明なのをお許しください。
なお勝手に名前を振りましたが、不明のものもあるので併せてご指導をお願いします。
1時間ほど山頂で眺望を楽しみ記念撮影も終え、7時過ぎに村営白馬岳頂上山荘を経由し杓子岳・白馬鑓ヶ岳を正面に見ながらひたすら東へ下ります。
あちこちにお花畑や小雪渓が見られるのと、通行が解除された大雪渓からの登山者とすれ違うようになりました。
山頂2,932mから猿倉登山口まで標高差1,700mの下りで、大雪渓では落石に注意しながらアイゼンを付けて降ります。
予定どおりなら昨日登っていたコースですが、下りも岩場・ガレ場が多く注意して下ります。
猿倉登山口へ下山開始
高山植物 お花畑
沢を渡り 大雪渓へ
アイゼン装着 登りと下りの登山者
雪国育ちのテクニック? 大雪渓入り口のケルン
白馬尻小屋 大雪渓をバックにテラスで休憩
大雪渓入り口となる白馬尻小屋到着が12時前、4時間半の下りはなかなかハードでした。
猿倉までは1時間弱、急な下りもなく足元もよいとあって、小屋での昼食時に生ビールで乾杯が目立ちました。
小屋の回りも花が多く、近くで咲いていたキヌガサソウがとくに見事でした。
(白馬で出会った高山植物については、別にまとめてアップします)
白馬ハイランドホテルより五輪ジャンプ台や白馬を望む
猿倉でバスと合流し、白馬ハイランドホテルで2日間の汗を流し、夕食兼慰労会はバイキング料理で盛り上がりました。
1日目の大池から白馬岳への途中では、天候次第で大池まで引き返すことも考えたそうですが、事故や故障もなく全員が無事に全行程を終えられたことは、34名のチーム登山としてなにより喜ばしいことです。
豊富な経験を持つリーダーの皆さんと町の誇りである加藤文太郎を敬い、山を愛する仲間のチームワークのたまものですね。
不撓不屈の岳人加藤文太郎の歌 <音が出ます(4分37秒)>
この後バスは夜通し但馬へ、2日間の疲れと達成感で車中でもぐっすり休みました。
憧れの白馬岳の縦走で大雪渓と高山植物・絶景を堪能できたことで、伊佐屋爺じの夏物語第3弾を終え、来週末からチームF1Bによる花の山白山2,702mに挑みます。
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