日めくり万葉集 田道間守 中嶋神社
日めくり万葉集
NHK平日朝5時から5分間の放送です。
今から千数百年昔に詠まれた「万葉集」の歌4500の中から、
「一日一首」、さまざまな分野で活躍する人達が「わが心の
万葉集」として一首を選び、歌への熱い思いを語っていて、
たまたま今日11月5日(木)第209回は、菓子研究家 太田達
さんが我が但馬に縁のある歌を紹介していました。
大伴家持 (巻18・4111)
かけまくも あやに畏し 天皇の 神の大御代に 田道間守
常世に渡り 八桙持ち 参ゐ出来し時 時じくの 香の菓実
を畏くも残したまへれ (抜粋)
『口にかけていうのもまことおそれ多いことだが 天皇の御
先祖の神の時代に田道間守(たじまもり)が常世(とこよ)の
国に渡って行き多くの苗木を持って参上した時に その「時
じくのかくの木の実」をかしこくも後の世にお残しになった』
田道間守(たじまもり)を祭った中嶋神社(豊岡市三宅)
●お菓子の神様、田道間守命をまつる
菓祖、田道間守命(たじまもりのみこと)がまつられている。
田道間守は天日槍の子孫、三宅連(みやけのむらじ)らの祖
先で、垂仁天皇の命を受けて、はるかな地に、命を長らえる
ことのできる実、その時節でなくてもいつでもある香り高い果
物(橘)を探し求める旅に出ました。
荒海を渡りようやく命がけで橘の実を手に入れることができ
、日本へ帰ってきましたが、天皇は崩御の後で、悲しみ嘆い
た田道間守は、天皇の陵(墓)に、橘を捧げたまま息絶えてし
まいました。
忠節を尽くした田道間守の墓は、垂仁天皇陵の堀の中に浮
かぶ小さな島にひっそりと祀られています。
また、田道間守が持ち帰った時じくの香の木の実は、わが国
のお菓子のはじまりとされ、田道間守の故郷、中嶋神社に祀
られています。
本殿は国指定重要文化財で、建造年代は1428年、屋根を側
面から見ると後方は短く、前方の軒先が流れ下っている二間
流造(ながれづくり)で、室町時代の典型的な神社建築を伝え
ています。 (但馬の百科事典)
旧制豊岡中学とともに豊岡高校の前身で、いまから100年前
に創立された豊岡高等女学校校歌三番に・・
♪香具(かぐ)の菓(きのみ)のふる事の縁(ゆかり)も深きた
ちばなの・・♪と歌われています。
また、毎年4月の第3日曜日には菓子まつりが催され、全国の
菓子業者をはじめ近隣の人たちで賑わいます。
地元の人にも案外知られていない神社ですが、万葉集編者
と言われる大伴家持の歌に登場していると知りました。
































