とよおかの城郭見学 金蔵寺城
豊岡市教育委会の主催で、昨年度から実施されている「城郭コース」に参加しています。
今年度は悪天候により何度も中止され、今回で2回目の実施です。
金蔵寺城は旧但東町に位置し、特徴は真言宗の中世寺院が南北朝~戦国期に城塞化されたもので、金蔵寺の僧坊や堂、白山神社の周囲に多数の曲輪や土塁・堀切・竪堀が配置されている大規模な山城です。
この日は珍しく好天との予報でしたが、大規模な山城で道も険しく時間もかかるとこともあって、約20名とこの見学会にしては少数でした。
虫生公民館集合 昔の参道を登る

集まったメンバーの服装を見ると山登りの格好が多く、主催者からも杖が用意され積雪もあると脅されました。
登る途中に周りを見ると高竜寺ヶ岳や東ヶ岳が見渡せます。
高竜寺ヶ岳 東里ヶ岳

広い僧坊跡 堂・坊の礎石

井戸跡 供養塔群

堀切 畝状竪堀

資料に寄れば、「標高390mから320mの金蔵寺山中にあり・・、東西約400m、南北約580mを測る大規模城郭である。大きくは、白山神社が鎮座する山頂の詰城部分と谷部の寺院部分とで構成されている」とあります。
金蔵寺城縄張図(西尾孝昌氏作成) → 「konzouzi-zyou.pdf」をダウンロード
白山神社跡 昼食タイム
中世寺院と城郭の講義 石垣跡
但馬には山岳寺院を城塞化したものに、進美寺城(日高)・相応峰寺城(浜坂)・満福寺(八鹿)・水生城(日高)など各所に見られるようです。
ここ金蔵寺城も山名氏の領域であり、配下の有力国人垣屋豊続の普請よるものとされていますが、有子山城と同様に織田・豊臣の但馬侵攻で滅ぼされています。
私は2005年に続いて2回目の見学でしたが、中世の山岳寺院と神社を山城として要塞化した大規模工事には驚かされます。
かっての寺への参道は荒れていて、雪も積もりぬかるんだりしましたが、尾根に出ると比較的足元がよく、講師の西尾先生の熱心な説明と講義に、南北朝から戦国期の歴史や城跡の特徴などを教えていただき、中世但馬へ思いを馳せることができました。
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