雪山デビュー 氷ノ山
記事のアップが遅くなりましたが、10日前の伊佐屋三木の雪山デビューの報告です。
スノーシュー(西洋かんじき)は数年前に買ったものの、神鍋山・瀞川山・兎和野高原の高原歩きに使っていました。
3月も冬と春がせめぎあい8日の週末から里にも積雪が見られます。
山友会の大先輩H氏から「氷ノ山に登らへんか?」のTELがありました。
会の有志で普段から天候のよい時を見計らって、蘇武岳(1074m)や氷ノ山(1510m)の雪山登山を重ねていると聞いていましたが、私にも被害?いやお誘いがあると思いませんでした。
幸い天候も回復し、11日~12日は高気圧に覆われて晴天間違いなしとのこと。
2月に氷ノ山で和歌山の男性グループの一人が、下山中に雪庇を踏み抜いて滑落死したとのニュースがありました。
鳥取県大山でも岡山市の登山グループ3人の遭難が報じられたこともあって少しびびり気味でしたが、初の雪山の魅力を体感するよいチャンスと出かけました。
氷ノ山国際スキー場 東尾根登山口の積雪
スタートは東尾根登山口から尾根伝いに山頂を目指す夏山なら3時間はかからないコースです。
週末からの新雪で踏み跡もなく始めからラッセルが必要で、自分の庭のようにこの山を知り尽くしているベテランのYnさんが先頭に立ちました。
杉林の急登に新雪が数十センチ重なり、普段は40分程度の避難小屋まで2時間かかってやっとたどり着きました。
杉林の登り 東尾根避難小屋
ここからは尾根伝いながら急な登りと長い登りが連続します。
急登では林付近を進み、頼みの綱ならぬ木の枝を掴んで滑り落ちぬように登ります。
山頂は雲の下に 長い長い登り
危険な雪庇を回り込む 風と光の造形
積雪の多い登山には先頭にラッセルという大変な作業が求められます。
本来この作業は交代で行い、交代すると一番後ろに回り次が担当すると聞いていましたが、跡をついて行くのが精一杯で、ほとんどYnさん、もう一人のYmさん、Nさんの3人に大変しんどい仕事を担当して頂きました。
山頂付近から北東方向:鉢伏高原を望む
長い尾根の登り 樹氷
山頂付近になると蔵王とまでいかないまでもミニモンスターや樹氷が、登る苦労に報いてくれます。
ひたすら歩くこと4時間、やっと山頂避難小屋が見えてきました。
小屋が見えた 凍える小屋
晴天でも山頂は風が強く、避難小屋の中でもマイナス4度、小屋の中には雪が吹き込んでいます。
小屋での昼食 記念撮影
北西からの強風の中、西北方向の扇ノ山やずっと西の大山までは見えませんでしたが、さすがに兵庫県最高峰からの眺めはすばらしいものでした。
但馬の山々 播磨の山々
ミニモンスター エビの尻尾
下りは早歩きも オー! シュー ハイル!
登りは除雪が必要で一本道となりますが、下りは急勾配でなければめいめい好きな場所が選べる楽しさがあります。
快晴の青空の下、眼下に広がる景色を楽しみつつ新雪を踏みしめながら降ります。
急傾斜場所は尻セードも 先輩「山想会」の50年前の標識
景色や新雪の感触を楽しみながら場所によって、私はグリセードでなく便利な「尻セード」も使いつつ3時間かけて下山しました。
8人のメンバーの中で雪山デビューは私だけ、慣れぬ雪山と訓練不足で山頂手前でバテバテでしたが、皆さんのサポートのおかげでハードな行程を何とかこなし、雪国に住んでいても山に登らないと味わえない醍醐味を満喫することができました。
調べてみると、距離約7km、標高差約700m、休憩時間も入れて8時間のタフなコースでした。
晴天にもかかわらず、姫路から来た男性2人以外に物好き?は居なかったようです。
メンバーに「氷ノ山に登れたのだからもうどこでも大丈夫」とおだてられながら、来シーズンのお誘いを待つ懲りない私です。
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