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愛犬ハル

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    16年我が家の家族として、楽しませてくれた「晋平」が2005年 3月息を引き取りました。 代わりに今度は女の子を購入しましたが、恐がりで人になつか ないのが困りものです。 春に来たからハルと名付けましたが、血統書付きで本名は 「文美姫号」です。

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2014年3月

2014年3月31日 (月)

クジラ肉で大きくなった私

カテゴリーとしては、「食べ物」「国際」になるのでしょうが、私にとっては「青春」の思い出の一部です。
南極海での日本の調査捕鯨が国際捕鯨取締条約に違反するとして、国際司法裁判所は、調査捕鯨の許可取り消しと現在の形での捕鯨活動中止を言い渡し、日本政府も受け入れる意向を表明しました。

子供の頃、クジラは重要なタンパク源でした。
不味くて今でも思い出す「脱脂粉乳によるミルク給食」から始まって、中学生になると完全給食となり、パンにおかず皿が付くようになりました。
給食のおかずで、けんちん汁・カレーシチュー・クジラの龍田揚げが好きなベスト3でした。

家庭でも「クジラのステーキとクジラのカツ」のクジラ料理は当時のご馳走として欠かせないものでした。
父が役場勤めで多少の現金収入があったのと、5軒となりに魚屋さんが店を構えていたこともあったのでしょう。
店先には地元で取れるイカやカレイ・サバ・イワシ・キスなどに並んで、冷凍され筋(血管)を浮かせた大きな肉が血を滴らせて鎮座していました。
遠洋漁業でとれたクジラは流通の関係で魚屋さんの売り物だったのです。
月に二度くらいでしたか育ち盛りの子供4人に、クジラ肉のステーキかカツレツを奮発してくれました。
当時は捕鯨が盛んで値段も安かったのか、大人の手のひらよりも大きいものでした。
肉といえば家で飼っている鶏を潰すときだけの当時、これは最高の贅沢でした。
海のない岐阜出身の母でしたが、家庭菜園の野菜を主にタンパク源として地元の魚やクジラ肉を使って精一杯の料理を作ってくれました。

勤務地であった大阪のおでん屋のコロ(鯨油をとった脂肪の絞りかす)やオバケ(尻尾)も美味しかったけど、子供の頃に食べたクジラ肉のテキとカツが忘れられません。
「貧しかったけど、ひもじくはなかった」子供の頃の楽しい思い出です。

2014年3月30日 (日)

メーリングリストの引っ越し

長年利用していた「Yahoo!グループ」のメーリングリスト(ML)がシステムの老朽化などにより、今後のサービスの継続ができない」と実質4月で閉鎖するという連絡がありました。

交流手段として ①Facebookや②Twitter③LINEなどがありますが、メーリングリストを継続することにして、家族や全職場、学生時代の仲間と3つのMLのすべてをfreeml(フリー・エムエル)」に引っ越しました。

思えば1995年パソコン通信「ニフティサーブ」から始まり、Yahooに買収される前の「eグループ」に移り、「Yahoo!グループ」の10年も含めて18年間のML利用でした。
若者の間には前者のSNSが好まれるのでしょうが、ウェブ上とはいえ人間関係が頻繁になるのは面倒で鬱陶しく、「ほどよい距離感を持つ」MLが性に合っています。
当初はNETに慣れないこともあって、発言が舌足らずだったり表現に誤解を生んだり、関係が悪化したこともありましたが、リアルとNETの特性にも馴染んできたのか揉めることはなくなりました。
これからも、「ほどよい距離で結びつき、ファジーで居心地のよい空間」のMLでありたいと思っています。

2014年3月29日 (土)

庭の草花 2014年3月編

3月も彼岸を過ぎるとぐっと暖かくなり、今日の気温は25度を超すとの予報です。
庭の梅も満開を過ぎ、椿や桜桃の花が盛りを迎えています。
紅梅                 桜桃(伊佐屋錦)
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椿                   クリスマスローズ
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 入浴後ひなたぼっこのハル
P3280004_2 桜桃にはミツバチが群がっていて受粉間違いなしですが、冬場に強剪定したので花数が少なくなりました。
我が家の柴犬ハルも9歳を越し、娘からおばさん世代となりました。
冬は小屋で丸まっていたのが、ふろの残り湯で体をシャンプーしてやると体を乾かすために日向を求めて昼寝です。


2014年3月26日 (水)

愛でる会 活動開始

昨年11月の例会から冬期間休止していた神鍋山野草を愛でる会の活動が始まり、25日に道の駅神鍋高原で2014年総会が開かれました。
会則で強調されているのは、第2条(目的)「神鍋の自然美の恵みを愛しむとともに、会員相互の親睦を図ります。そして山や野を荒らさず、自然環境を守り保護することを肝に銘じ、活動を行います」のスタンスです。

5年間の活動の中で850種の野草花を観察記録する反面、盗掘や山菜の乱採取・投棄ゴミ・外来種の広がりそしてシカ被害など、解決すべき課題も多く出てきました。
●愛でる会総会資料 →  「soukaisiryou.pdf」をダウンロード

午後は雪が消えた湯の原温泉オートキャンプ場付近の散策を楽しみました。
笹の下葉の食害           鹿の糞
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木の樹皮の食害     獣道
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彼岸を過ぎたといっても所々に雪が残る時期ですが、早咲きのもので目立つのは、アセビやミツマタ・ナニワズの花です。
いずれも毒があるなどで鹿が食べないものばかりです。
阿瀬渓谷から谷が違う湯の原温泉まで鹿が移動?広がっていることが分かります。
アセビ                 ナニワズ
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ミツマタ        下部が食べられた温泉の生け垣
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笹など下層の植物に被害が広がると、鹿が食べない植物だけが残り、生物多様性が損なわれるのと、土壌の崩れにも繋がり森が荒れてくるそうです。
「話しに聞くのと実際に見るのとでは迫力が違う」そんな思いを新たにしました。
キブシ           ツノハシバミ
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平成21年に地元会員20名で発足して5年、850種を超える山野草を愛で、ナツエビネやツチアケビなど希少種の発見と保存にも取り組んできました。
愛でる会の活動は、毎月第2・第4火曜日の午前に計画されています。
次回は4月8日、午前9時30分~12時まで、清滝公民館集合、神鍋溶岩流付近の観察です。

「神鍋山野草を愛でる会」 事務局 道の駅神鍋高原 内 
豊岡市日高町栗栖野59-13 TEL 0796-45-1331

 

2014年3月25日 (火)

神鍋高原 スキーシーズン終了

人工雪のゲレンデは昨年11月中旬、12月中旬には全ゲレンデがオープンした神鍋高原スキー場も終了の時期を迎えました。
中央ゲレンデ             宮の森ゲレンデ
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奧神鍋スキー場
Img_0682 関東に記録的な大雪が降るなど日本全体では寒い冬と言われていますが、我が町では例年になく雪が少ない状態でした。

町内の神鍋高原スキー場はタイムリーな積雪に恵まれて営業を続けていましたが、予定通り23日をもって全ゲレンデの営業が終わりました。

近くのハチ高原スキー場も営業を終了しましたが、まだまだ雪がたっぷりあるハチ北スキー場は一部施設は閉鎖されるものの、4月上旬まで春スキーが楽しめるそうです。

気温の上昇に伴って雪も解けるとなると早いもので、一週間前とは大違いです。
灰色一色だった冬景色も、新芽や若芽が萌えるとほのかに色づき、高原も一気に春を迎えます。

2014年3月23日 (日)

2014但馬山友会 ジオウオーク

今年度例会行事の始まりは「山陰海岸ジオエリアを歩く」シリーズの三回目、京丹後市琴引浜コースです。
ハガキには「鳴き砂の浜を訪ねるみち~広々としたブルーの海・キュッキュッ鳴き砂の音・磯の香りに安らぎながら、のんびり・ゆっくり・ロングビーチを歩きませんか」、往復12km5時間のコースと案内されています。
出発前ミーティング        海鳥?いやサーファーの群れ
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網野町浅茂川漁協前から八丁浜~小浜までは砂浜歩き、途中帆掛け岩・ライオン岩など自然の造形を楽しみます。
                砂浜歩き                 
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帆掛け岩              62人でハイチーズ!
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ひとまず岩場からエスケープした遊歩道にはトベラの群落やミスミソウ(白)やスミレ・ヘダラの小花が出迎えてくれました。
ミスミソウ(雪割草)        スミレ
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再び下って、掛津海水浴場から琴引浜ロングビーチの鳴き砂歩きが始まります。
乾いた砂の上をすり足で歩くのがキュッキュッと鳴かせるコツといいます。

遊歩道               すり足ウオーク

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出発して2時間半のゆっくり歩きで琴引浜掛津キャンプ場に到着しました。
ぽかぽか陽気の下、青い空と海を眺め波音を聞きながら広場で昼食です。
まだまだ続く琴引浜        昼食休憩
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砂浜歩きの往路でしたが、帰りは浜沿いの近畿自然歩道を時折見える岩場や海岸線の景色を楽しみながら歩きます。 
3月6日の下見と比べ何より驚いたのが、冬の荒波に打ち寄せられたハングル文字も含んだ大量のゴミがきれいに清掃されていることでした。
夏には海水浴場ということもあるでしょうが、山陰ジオパークエリアとして、海岸や浜を大事にする住民・関係者の皆さんの尽力に頭が下がります。 
琴引浜鳴き砂文化館ホームページ ↓
http://www.nakisuna.jp/

          
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彼岸の中日を過ぎた23日、高気圧に覆われた快晴が予報され、初例会でコース難度は初級かつ魅力あるジオエリアウオークとあって、体験組も含めてなんと62人というかってない参加でした。
春の陽気に快い汗をかき、見事な海岸の眺め、鳴き砂の音と感触に満足したジオエリアウオークでした。

締めのミーティングで、4月5日(土)開催の金山(540m篠山町)登山の案内と8月の遠征登山が南八ヶ岳に決定したこと、9月の三瓶山一泊登山の案内がありました。

 

2014年3月21日 (金)

雪山デビュー 氷ノ山

記事のアップが遅くなりましたが、10日前の伊佐屋三木の雪山デビューの報告です。
スノーシュー
(西洋かんじき)は数年前に買ったものの、神鍋山・瀞川山・兎和野高原の高原歩きに使っていました。

3月も冬と春がせめぎあい8日の週末から里にも積雪が見られます。
山友会の大先輩H氏から「氷ノ山に登らへんか?」のTELがありました。
会の有志で普段から天候のよい時を見計らって、蘇武岳(1074m)や氷ノ山(1510m)の雪山登山を重ねていると聞いていましたが、私にも被害?いやお誘いがあると思いませんでした。

幸い天候も回復し、11日~12日は高気圧に覆われて晴天間違いなしとのこと。
2月に氷ノ山で和歌山の男性グループの一人が、下山中に雪庇を踏み抜いて滑落死したとのニュースがありました。
鳥取県大山でも岡山市の登山グループ3人の遭難が報じられたこともあって少しびびり気味でしたが、初の雪山の魅力を体感するよいチャンスと出かけました。
氷ノ山国際スキー場        東尾根登山口の積雪
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スタートは東尾根登山口から尾根伝いに山頂を目指す夏山なら3時間はかからないコースです。
週末からの新雪で踏み跡もなく始めからラッセルが必要で、自分の庭のようにこの山を知り尽くしているベテランのYnさんが先頭に立ちました。
杉林の急登に新雪が数十センチ重なり、普段は40分程度の避難小屋まで2時間かかってやっとたどり着きました。
杉林の登り             東尾根避難小屋
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ここからは尾根伝いながら急な登りと長い登りが連続します。
急登では林付近を進み、頼みの綱ならぬ木の枝を掴んで滑り落ちぬように登ります。
山頂は雲の下に          長い長い登り
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危険な雪庇を回り込む       風と光の造形
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積雪の多い登山には先頭にラッセルという大変な作業が求められます。
本来この作業は交代で行い、交代すると一番後ろに回り次が担当すると聞いていましたが、跡をついて行くのが精一杯で、ほとんどYnさん、もう一人のYmさん、Nさんの3人に大変しんどい仕事を担当して頂きました。
山頂付近から北東方向:鉢伏高原を望む
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長い尾根の登り           樹氷
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山頂付近になると蔵王とまでいかないまでもミニモンスターや樹氷が、登る苦労に報いてくれます。
ひたすら歩くこと4時間、やっと山頂避難小屋が見えてきました。
小屋が見えた            凍える小屋
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晴天でも山頂は風が強く、避難小屋の中でもマイナス4度、小屋の中には雪が吹き込んでいます。
小屋での昼食             記念撮影
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北西からの強風の中、西北方向の扇ノ山やずっと西の大山までは見えませんでしたが、さすがに兵庫県最高峰からの眺めはすばらしいものでした。  
但馬の山々             播磨の山々
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ミニモンスター            エビの尻尾
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下りは早歩きも           オー! シュー ハイル!
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登りは除雪が必要で一本道となりますが、下りは急勾配でなければめいめい好きな場所が選べる楽しさがあります。
快晴の青空の下、眼下に広がる景色を楽しみつつ新雪を踏みしめながら降ります。
急傾斜場所は尻セードも    先輩「山想会」の50年前の標識
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景色や新雪の感触を楽しみながら場所によって、私はグリセードでなく便利な「尻セード」も使いつつ3時間かけて下山しました。
8人のメンバーの中で雪山デビューは私だけ、慣れぬ雪山と訓練不足で山頂手前でバテバテでしたが、皆さんのサポートのおかげでハードな行程を何とかこなし、雪国に住んでいても山に登らないと味わえない醍醐味を満喫することができました。

調べてみると、距離約7km、標高差約700m、休憩時間も入れて8時間のタフなコースでした。
晴天にもかかわらず、姫路から来た男性2人以外に物好き?は居なかったようです。
メンバーに「氷ノ山に登れたのだからもうどこでも大丈夫」とおだてられながら、来シーズンのお誘いを待つ懲りない私です。

 

2014年3月 9日 (日)

シカ肉は美味しい

シカ被害を勉強した翌日、但馬もみじの会主催の「シカ肉を食べる会」が開催され、マイエプロン持参で参加してきました。
案内には、会員によって捕獲解体されたシカ肉を使用し、「2年間の試食メニュー」の総まとめの会となっています。
開会                 皮・筋の除去
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但馬もみじの会代表の三谷さんから・・・
①捕獲されるシカは3万頭に及び、そのほとんどが利用されることなく廃棄されている。
②殺すことは生かすことに繋がらなければならない。
③過去西洋料理のシェフ指導の下、2年間で150人に試食してもらった。
④今回は美味しく食べる難しくない料理法3点のメニューに絞り総まとめとしたい。
とのお話がありました。
使うシカ肉は、三谷さんがワナによる狩猟・と殺・解体など必要な免許をご自分で取得し用意されたものです。

お勧めシカ肉レシピは、①シカもも肉のしゃぶしゃぶサラダ②シカ肉のステーキ③シカ肉の粕汁の3点です。 
詳しくは→ 「sikaniku-recipe.pdf」をダウンロード
参加者は18人、三谷さんの山仲間4人も加わり、料理毎に分かれて食生活改善グループ「豊岡いずみ会」の優しいおばさま方のご指導で慣れない包丁やフライパンを扱います。
私は組み易そうに見えたシカ肉の粕汁班に志願しました。
            シカ肉の粕汁
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            シカ肉のステーキ
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        シカもも肉のしゃぶしゃぶサラダ
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シカロースの燻製         黒豆ご飯
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調理開始から90分でそれぞれの料理が仕上がり、差し入れて頂いた 燻製や肉煮込みも加わって、シカ尽くしランチ会のスタートです。
一人前料理             食事前のご挨拶
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過去の試食会参加者がほとんどだったので、慣れた様子でした。
シカ肉は臭みもなく、脂身が少ないのでヘルシーなものです。
固い、パサつくなど気になる点は、筋を取り除く、塩麹につける、焼いた後ホイルで包んで保温するなど、メニュー毎の工夫によって柔らかかつ美味しく食べられることがわかりました。

前日「但馬のシカ被害を考える会」に参加し、シカ被害拡大の深刻さと共存可能な適正密度を維持するため捕獲の必要性が理解できました。
そのためには捕獲→解体処理→流通→消費の仕組みの確立が待たれます。
シカ肉が容易に手に入る環境ができたら、私の得意な消費で貢献したいと考えます。

  

2014年3月 8日 (土)

但馬のシカ被害を考える会

勝手に名前をつけましたが、正式には「氷ノ山周辺の自然を考える報告会」、主催は「新さわやかな環境づくり但馬地域行動計画推進協議会」で、但馬県民局と鳥取県の共催。
なんと長い名前でしょうね。
会場は日高町神鍋高原の西気コミュニティセンター、兵庫県各地や鳥取県からの参加者で会場は満員、シカ被害問題の関心の高さが分かります。
会場                 レジュメ
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基調報告として、「但馬地域におけるシカ生息状況の概要」を兵庫県立大の藤木大介准教授が、「シカによる植物被害」をテーマに、コウノトリ市民研究所の菅村定昌副代表からありました。

藤木氏は「2000年初頭に南但方面に多かったシカが香美町や蘇武・神鍋に広がり、但馬全域に増えてきていて、高所のシカが麓近くで越冬している。シカが森林に与える影響は、樹皮や植物への食害で下層植生が衰退し、裸地化による土壌浸食や植物多様性が失われる」など、森が壊れる様子が話されました。
また適正密度管理として、兵庫県が目標としている3万頭以上の捕獲が必要で、全体では達成しているものの地域格差があり、但馬北部の捕獲が少ないそうです。
但馬地域別捕獲目標と実績   今後の課題
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菅村氏は奥山・川・海・高原に分けて、「稀少植物や固有種など生物多様性を含め地域の自然に対し、河川改修や里山の減少・登山者増加など人による被害の上に、いまシカがとどめを刺している」現状が話されました。

次に自然保護の取り組みを進めている5団体の代表から活動報告がありました。
①「南但馬の自然を考える会」の西垣さんから、氷ノ山古生沼・古千本湿原の固有種希少種が湿原の乾燥化とシカの食害で衰退しているのと、山頂のトイレ休憩所・登山客の増加による問題に対し、立ち入り制限ロープ張りやシカ網の設置などの保護活動が報告されました。

②「兵庫ウスイロモドキを守る会」近藤さんから、鉢高原に生息しているウスイロモドキ(ヒョウモン蝶類)が餌とするオミナエシの減少や人が山には入らなくなり草刈りが減少したことなど草原環境の変化と保護活動が報告されました。

③鳥取県「氷ノ山ネイチャークラブ」山本さんからは氷ノ山周辺のコキンバイ、サンカヨウ、キャラボク等へのシカ被害と防護柵や登山道の崩れ防止の階段設置の活動。
捕獲したシカの肉と皮の有効利用にも触れられました。

④鳥取県「ニホンジカによる食害から氷ノ山の高山植物を守る会」の戸井さんから氷ノ山山腹のサンカヨウ群落・キンバイソウへの被害だけでなく、檜の樹皮食害や鉄道及び車輌への衝突の被害が、併せて電気柵の設置、くくり罠による捕獲等の活動も報告されました。

⑤地元「神鍋山野草を愛でる会」案内人泉さんから、5年にわたる神鍋高原の観察で見つけた自然植物850種と希少種の観察と保護活動が報告されました。
これら植物の写真は道の駅神鍋高原のギャラリーに展示してありますが、一部のものは絶滅しているかもしれないそうです。
神鍋高原ジオエリアに自生する多様な植物を愛でつつ、貴重種も含め人やシカから守る活動が進んでいます。

続いて会長の田中さんが「神鍋高原を中心とするシカ生息調査の結果」として昨年9月から12月に渡る目撃調査結果を報告されました。
評価では広域基幹林道(蘇武妙見線)もあり、神鍋高原周辺でシカが多数住みついていて降雪前に山から下って山麓で冬越ししていることが報告されました。
広域的に見るとシカが南部から北部に移行していると推定され、被害が認められない新温泉町以外で笹など下層の植物に被害が広がり、土壌のくずれも認められるということでした。
愛でる会の活動          シカ生息調査報告
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各団体の報告から分かるように、豊かといわれる但馬の自然のなかで生物多様性が人や獣(特にシカ)によって被害を受けている実態、それに対する保護団体の活動とそれでは追いつかない現状が分かってきます。
シカ被害といえば里の農作物への被害が知られていますが、それだけでなく「森が壊れてきている」「人によって壊されつつある自然にシカがとどめを刺している」この言葉が胸に響きます。
研究者や環境保護団体・自然愛好家・住民団体・個人がそれぞれの立場で、自然環境保護を考えるよい機会となりました。

シカの適正密度を保つにはロープやシカ網・電気柵の設置ではなく、狩猟やワナによる捕獲が欠かせません。
次は、3万頭超の捕獲された鹿が廃棄処分されている現状を憂い、鹿肉を食べる活動を続けている「但馬もみじの会」をレポートします。


2014年3月 6日 (木)

ジオウオーク琴引き浜コース

山陰海岸ジオパークは日本ジオパーク委員会から「日本ジオパーク」として認定を受け、平成24年世界ジオパークネットワーク」に加盟が認定されました。
但馬山友会では「山陰海岸ジオエリアを楽しくウオークする」をテーマに毎年お勧めコースを歩くことにしていて、今年は三回目です。
白砂青松と鳴き砂をめぐる道(琴引浜コース)
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今回は例会担当リーダーほか3人で、 下見に出かけました。
網野町浅茂川漁協を出発し、途中八丁浜シーサードパークを経由し、小浜(こばま)・水晶浜・琴引浜まで主に浜を歩き、琴引浜で昼食。
帰りは同じ道を海岸沿いの近畿自然歩道を歩く往復12km・5時間コース と決めました。 
           八丁浜シーサイドパーク
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鳴き砂を踏み歩く          帆掛け岩
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万畳岩                 琴引浜
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松のアーチ         近畿自然歩道
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昼過ぎまでは日が差し風も少ないお天気で、海岸には磯見の船や岩場の海苔摘み風景が見られました。
3月23日に予定している例会も、雨風がなければリアス式山陰海岸の岩場風景と「キュッキュッ」と悲しそうに鳴く砂浜歩きができるでしょう。

「砂丘とは浮かべるものにあらずして 踏めば鳴るかなかなしき音に」 (与謝野晶子)
こちらは砂浜ですが、鳥取砂丘に残された歌を思い出しました。                                  

2014年3月 1日 (土)

歴史講座 いま出石がおもしろい

「いま出石がおもしろい」をテーマに歴史講座が開かれました。
会場は出石藩主の御殿もあった対面所「三ノ丸」に建てられた出石支所2階、このお話にぴったりの場所で地元弘道地区の方々を中心に、主催者の予想を超えた熱心な歴史ファン80人が集まりました。

≪有子山城の謎に迫る≫
 講師:山名城跡保存会  川見章夫氏
P3010002 竹田城跡に代表される山城ブームの中で、国史跡指定「有子山城跡」の知られざる”謎”と”魅力”をPowerpointを使って写真、ビデオ画像を用いたお話でした。
その中で有子山城が、当時の城主羽柴秀長の命で、城づくりの名人「藤堂高虎」が築いた城ではないか?と資料を用いて説明されたのは興味深いものでした。
「どこから石垣の材料を運んだのか」「水の手を石垣で守る工夫(井戸郭)」「山上に庭園跡?」「四の郭に残る穴蔵は何か?」などなど、豊富な保存会活動で培われた経験をもとにわかりやすくおもしろいお話でした。

≪資料から読み解く幕末の出石人≫  講師:豊岡市教育委員会 石原由美子氏
P3010004 最近発見された古文書から見えてきたことを伝える内容です。
昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に登場した川崎尚之助は、幕末期に活躍した出石藩出身でした。幕末期は日本全国が大きな変革の波にさらされ、幕府も各藩も、暗中模索の中、それぞれに己の道を切り開いていきました。
途中挫折した人もいれば生き延びた人もいました。
今回、出石藩という小藩ながら、藩が、人々がどのように考え動いていたのか、新しく見つかった古文書をもとに探っていきます。(主催者資料より)


こちらは主に古文書をもとにスライドを用いての説明で、激動期に藩の行く末を決定するのに諜報活動を活発化させたことや藩軍の洋式化・攘夷派による倒幕運動、そして「生野の変」とその後の藩と藩士がたどった道などいままでに聞いたことがないお話でした。
藩士が相馬へ留学した記録はあるものの、川崎尚之助が出石藩出身であるという状況証拠はあるが、確証とまでは言えないようでした。


出石城下町を築くきっかけとなった山名氏の有子山城も、整備活動が保存会を中心に行われていて、地元の幼稚園児・小学生・中高生も登城を行っている様子も報告されました。
3月末には此隅山城・有子山城・出石城のパンフレットが完成し、豊岡市も城跡保存の活動を始めると聞きます。
有子山城には、近道ではあるが少し急な場所もある稲荷郭横の直登コースのほか、時間はかかるが登りやすい鯵山峠から登るコースもあります。
頑張って登ればご褒美に竹田城跡を凌ぐ山城遺構と山頂からの絶景が迎えてくれます。

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