自主上映映画 ひまわり
豊岡劇場廃館で兵庫県北部に映画館が無くなりました。
映画だけが文化だとはいいませんが、永楽館が再興されて芝居小屋で歌舞伎を見ることができるようになったことを思うと寂しい気がします。
放映できる公的施設は和田山町・豊岡市にあるので、自主上映という形でしばしば開催されます。
豊岡駅前アイティ市民プラザホールで、実行委員会による映画「ひまわり」の上映に参加してきました。
沖縄復帰40年記念作品で、サブタイトルは、~沖縄は忘れない あの日の空を~。
1959年に米軍ジェット機が宮森小学校に墜落し多くの生徒が命を落とした事件と沖縄国際大学にヘリが墜落した事件をもとに、基地の実態と沖縄県民の苦しみと葛藤を描いています。
作品の紹介(解説とストーリー) ↓
http://www.ggvp.net/himawari/introduction.html
宮森事件とは ↓
http://www.ggvp.net/himawari/miyamori.html
国土の1%にも満たない沖縄県に日本米軍基地の7割が集中し、沖縄本島の2割が基地に占められている現実とそれに依存せざるを得ない沖縄経済。
憲法で戦争放棄を決めている日本において、米軍がわがもの顔で戦争訓練を続けている矛盾を考えさせられます。
去る4月28日に「主権回復の日」として沖縄復帰を祝う記念式典が開催されました。
この日を日本から切り離され米統治下に置かれることが決まった「屈辱の日」として反対した沖縄県民の意向も省みず、式典の最後に「天皇陛下万歳」と叫んではしゃいだ阿倍首相の知性を疑いたくなります。
この映画には莫大な制作費を賄うため「制作協力券」を購入したり、上映にも自主上映実行委員会が各地で作られるなど多くの市民の支えがありました。
気になったのは観客は相変わらず中高年が中心で、無感動・無関心な若者たちへの働きかけの難しさでした。
映画を見ると題名の「ひまわり」が持つ意味も分かってきますし、オスプレイ配備が強行された沖縄を考え、平和の意味を問いかける作品でした。
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