但馬国分寺跡 発掘調査40年の歩み
伊佐屋三木のblogはカテゴリーがいろいろありますが、大別すると「お勉強系」「お遊び系」「生活系」「健康・運動系」「講釈系」に分かれていて、今回は「お勉強系」、但馬国府国分寺館企画展「但馬国分寺跡 発掘調査40年の歩み」を鑑賞し、館長講座を聴講してきました。
「国分寺とは」から始まって、Ⅲ期40年にわたる調査内容の説明がありました。
加賀美館長 木簡の説明
<Ⅰ期 昭和48年~51年>
町役場が現在地に移転することや町づくりの中心となることが予想されることで、地表にでていた塔跡の礎石を手がかりに金堂・中門が配置されていることが分かりました。
<Ⅱ期 昭和52年から平成22年>
公共事業や民間の開発に伴い発掘調査が実施されました。
この調査で国分寺の東南隅の塀跡が見つかり、寺域が160m四方と推定されました。
塀の雨水を処理する溝から木簡36点が出土。
国分寺造営過程や運営等の内容が明らかになり、僧坊と思われる礎石建物が見つかりました。
<Ⅲ期 平成19年~>
公有化できた史跡跡の整備目的で発掘調査。
寺域東端で「鋳所」を発見し、炉や坩堝(るつぼ)、鞴(ふいご)の一部が発掘されました。
併せて大衆院跡と思われる礎石建物が見つかり、金堂跡の北側でも講堂の位置を示すと思われる礎石を据えたような堀形が見つかりました。
このように40年にわたる但馬国分寺の調査で多くのことが分かってきました。
一方但馬国分寺跡の保存と整備を目的に国史跡指定が進み、今秋予定されているものを併せると寺域全体の7割となるそうです。
全国60数カ国に建てられた国分寺の中で、但馬には珍しいものや状態のよいものが発掘されていて、今後の整備が期待されます。
第29回企画展「但馬国分寺跡 発掘調査40年」 は8月27日(火) まで開催され、前岡学芸員の講座講座も予定されています。
・演題:「但馬国分寺の施設と機能」
・日時:7月6日(土) 午後1時30分~3時
・会場:但馬国府・国分寺館 映像ホール
これらの講座を聴くには但馬国府国分寺館の入館料(500円)が必要ですが、65歳になったので半額にしてもらえました。
神戸などの大都市では高齢者割引がいろいろあるそうですが、市立の文化施設割引は高齢者が多い豊岡市で数少ない恩恵の一つです。
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