鮎漁の終わり
円山川本流の鮎漁解禁は6月1日、鮎は年魚のため秋も
深まる時期になると、産卵のために、群れで川を下り始
め瀬に取り付きます。
それを狙った投網とゾロ掛けが目につくようになりました。
慎重に期を探る 網打ちの瞬間
畑近くの上郷橋付近、近くに住む鮎取り名人が漁をして
いました。
投網漁はなかなか難しく、この地域ではこの名人しかい
ませんが、本職はBankerです。
一方少し下流にある神社付近の浅瀬では、数人の釣り
師が竿をたれています。
神社付近の瀬 ゾロ掛け漁
これはゾロ掛け漁といって、鉛のおもりに船の錨のよう
な形をした鉤を十本ほどとりつけ、竿に結びつけて瀬の
向こうから手間へ引きます。
これを何回か繰りかえすと鮎がかかり、この日は一二
度引くとほとんど鮎が掛かっていました。
先日ご相伴しましたが、30cm近くに育っていて雄鮎に
は白子が、雌鮎には卵が詰まっていて美味しくいただき
ました。
産卵以後は「落ち鮎」と呼ばれ、雌雄とも黒みを帯び、腹
部に婚姻色と呼ばれるオレンジ色の帯が目立つようにな
ります。
人間様の飽くなき追尾を逃れた鮎だけが河口近くで産卵
し、その生涯を終えるのだそうです。
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秋ですね。深まってきました。そういえば先日用事で龍野に行ってきましたが揖保川でも網を放ってらっしゃいました。
投稿: 栄治 | 2012年10月22日 (月) 08時01分