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2010年5月 1日 (土)

匂うふるさと 伊佐屋菓子店 Ⅱ

菅村驛一氏の「匂うふるさと」の中の、「手辺村繁盛
記」伊佐屋菓子店の後半の記述です。

銅鍋と大へら              醤油甕(かめ)
P1040503  P1040553_2
わたしはよく、一銭で三個のあめ玉を買いました。伊佐屋の
あめ玉には、濃い茶のあめに白い縦しまの模様が入れてあ
りました。
「エキちゃんたら、おもしろい子じゃ、伊佐屋のおばちゃんが
好きなんじゃなんて言うじゃもん、おトミさん、オホホ」。
母といっしょに進物の砂糖を買いに行った時でした。
叔母さんは、つるかめの付いた進物用の袋の口を折りたた
むと水引をむすび、それに、のしを差して仕上げた二斤(約
千二百グラム)入りの砂糖を母にわたして言いました。
わたしは思わずうつ向いてしまいました。
母も「オホホ」と声をたてて、持ってきた「通」を出しました。
おばさんは、帳場格子に囲まれた勘定場にすわると、短冊
にでも書くように、すらすらと「通」に掛け売りの記帳をしまし
た。
あとでそれを見ましたら、わたしにはよく読めませんが、穂
先のきれいな達筆であることはわかりました。
 「伊佐屋の民枝さんが、おこし入れしてきんさって、あにゃ
にきれいなお嫁さんは、これまで一ぺんも見たことがあれへ
ん。
上郡の八木ちゅうとこからだげな」といつか母が言った通り、
きれいなおばちゃんでした。
わたしはあめ玉を買いに行く時、「どうぞおばちゃんが、お
んなるように」と思いながら行って、おばちゃんから新聞紙
に包んでもらうのが、うれしうありました。
 主人の秀蔵さんは、物知りの上に手先が器用でしたから、
組内に不幸がおきるとその家に出かけ、葬式の指図をした
り、紙花作りや、棺さやの飾りをこしらえました。また、夫婦
ともかしこいひとで、村の役をして、尊敬されました。
(菅村驛一 氏 匂うふるさと より)

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伊佐屋物語」カテゴリの記事

コメント

本当になんだか雰囲気が思い浮かんできます。
飴玉を新聞紙にっていう記述、いいですね。
そういえば昔おばあちゃんが飴玉を
兄弟3人に分けてくれるときは新聞紙か
広告だったっけ?と思い出します。

そうでしたか。
伊佐屋さんにきれいなお嫁さんが来られたのは二人目でしたか。

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