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2010年4月30日 (金)

匂うふるさと 伊佐屋菓子店 Ⅰ

前述した菅村驛一氏の「匂うふるさと」の中の、「手辺村繁盛
記」の伊佐屋菓子店の記述です。

当時の伊佐屋菓子店(虫籠窓に塗り壁・屋根の両側にうだつ
が見受けられます)

Scn_0001_3<伊佐屋菓子店>
「伊佐屋は、手辺でも由緒ある
旧家なことが、白壁黒壁の風格
ある構えをみてもわかります。
おおきな母屋の一室のなげしに
飾った素やりが、帯刀の家柄を
物語っていました。
 


当主は、三木秀蔵さんで、菓子製造のかたわら農業をされま
した。おも屋の表が、菓子店と文具店となっていて、その中間
にひさしから、「菓子舗伊佐屋」と浮き彫りにした看板が、つり
下げてありました。
私は、わき見しながら軒下を歩いていて、この看板につき当た
りました。看板はギッギッと音を立てて、ふり子のようにゆれま
した。そのころの商店は、茶色や紺地を白く染め抜いた、のれ
んをかけるぐらいで、看板らしい物をかかげた店は、そうありま
せんでした。
 長槍と捩(もじ)り    但州上蓼川上り 精栄堂看板 
   P1040541_4      P1040510_7       
 文具店には、「ますらお」と書いた小さな紙のはった筆や、
「君が代」という墨が売ってありました。
菓子店の表の土間は広くて、大きな作業台が置かれ、かたす
みに炉がもうけてありました。そこでおじさんが、せんべいを焼
いたり、あめ玉をまるめたりしました。
伊佐屋菓子店の名物は、ようかんで、「伊佐屋のようかん」と
但馬に広く聞こえていました。拍子木形のようかんは、一寸(
約三センチ)が何銭と、かね尺ではかって売られました。
進物用には竹の皮の下包みして、「但州府中国府手辺伊佐屋
三木菓舗謹製」と刷られた小さな紙をはり、奉書紙で上包みす
ると水引をかけ、のしを付けました。このようかんの特長は、日
持ちがよくて、いつまでも仕立てのやわらかさがあり、味も不変
というのでした。
その秘訣の一つは、「よく熱を通して、時間をおしまずこねる」
と、おじさんから聞いたことがあります。

(菅村驛一氏 「匂うふるさと」 より)

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コメント

なんだかほのぼのした昔の風景が想像できますね。お菓子のいい匂いがしてきそうですね。

立派なうだつですねえ。
いつごろの写真でしょうか。
京都でもうだつはすっかり無くなってしまいました。
むしこ窓も土の壁も。
帯刀の家柄だったのですか。

帯刀の家柄がどうかはわかりませんが、関ヶ原前に播州龍野からお国替えの小出公に随身した商人で、領内に土着し札場としての役割を果たしたと国府村誌などに記述があります。
なぜか部屋の長押に長槍・捩り・天秤棒の三点が飾ってありました。

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