御祓山 773m 桜とツツジが満開
養父市大屋町の御祓山(みはらいやま)773mはいろいろな
点で有名です。
この山から海に住む古生代フズリナの化石(但馬では最古)
が見つかり、海底が隆起してできたことがわかります。
もう一つは樹齢600年と言われるみづめ桜(エドヒガンザク
ラ)とミツバツツジの群落です。
ツツジの群落は麓近くでも見られますが、みづめ桜は歩く
こと1時間、御祓山7合目あたりにあって、軽登山感覚でない
と出会うことはできません。
大屋町にあるもう一つの樽見の大桜は、樹齢1,000年を越
えますが、ともに但馬の巨木として放つエネルギーのすごさ
を感じさせます。
御祓山、手前は大屋富士 糸原の入り口
ミツバツツジの花と葉
ミツバツツジの名は小さな葉が3枚づつ付いていることから
名付けられたもので、中腹まで群落を形成していて麓は散り
初め中腹は蕾が多く、両方が楽しめます。
みづめ桜は樽見の仙桜とともに、「見にいく」のでは失礼で、
「会にいく」という言葉がふさわしい風格が感じられます。
みづめ桜 樹齢600年、高さ15m、幹周り4.25m
桜越しに雪を積む氷ノ山 エドヒガンの白い可憐な花
桜を後に山頂を目指しますが、急坂が続きます。
急坂とロープ 馬酔木(あせび)
25分で山頂に到着、赤松や杉檜のため眺望はさほど望
めませんが、木立越しに北の妙見山、東の朝来山・粟鹿
山、南は須留ヶ峰と大杉山、西には氷ノ山から鉢伏山など
1,000m級の山が周囲を囲みます。
東、粟鹿山・朝来山 南、須留ヶ峰・大杉山
西、氷ノ山・鉢伏山 山頂773m
花回廊として一番いい時期なので、この日は神戸からの団体
42人も含めて11グループ72人にお会いしました。
但馬の山でこれだけの人数に逢えるのは、氷ノ山以外には
考えられません。
糸原地区を中心に登山道の整備や大桜保存が丁寧になされ
ていて、案内標識も多く安心して登れるお勧めの山です。
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非常に楽しそうな山登りですね。
花見がてらというのがピッタリです。
山桜が残っている季節ですね。
投稿: 栄治 | 2010年4月18日 (日) 09時12分