百人一首考(坊主めくり編)
以前百人一首の話はしましたが、子供の頃当家には帝国
カルタ會特選の競技カルタしかなかったので、読み札に絵は
全く入っていませんでした。 ↓
坊主めくりをしたのは近所の主婦達が集まって競技をする
ために、カルタを持ち寄った時しかなく、恨めしく思ったもの
でした。
その分競技に身を入れることが出来たという風に解釈する
とよいのかもしれません。
昭和も中頃になって、新しく購入したとき初めて絵付き読み
札で坊主めくりを楽しむことができるようになりました。 ↓
ルールは原則があるのですが、それぞれローカルルール
やプライベートルールを作って楽しまれています。
基本はすべて裏向けした札を順番に引き、積み札が無くな
るとおわりですが、以下のルールがあります。
①坊主を引くと持ち札を場に出す。
②姫を引くと場に出された札があれば自分のものにする。
③それ以外の武家や公家であれば、その札を自分のもの
にする。
その上当家のルールは・・・・・・
④縞模様の有職畳に座っている天皇及び院を引くと自分の
次に位置する人の札を総取りできる。
女性天皇(持統帝)の場合は、場の札も手に入れること
が出来る。
⑤狩衣を着て刀や弓矢を持った武者を引くと逆に自分の後に位置する人の札を総取りできる。
もともとの天国と地獄ルールに加え、ギャンブル性を持た
せてよりおもしろくしていました。
今年の正月は2歳と3歳の孫に手を取られ、カルタの出番
はありませんでした。
何年かすると親父がしたように、私が孫を特訓するように
なるのでしょうか。
形は少しずつ変わりますが、歴史は繰り返されるのですね。
(’08記事再録)
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コメント
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なるほど。
そう考えるとトランプのゲーム、
UNOなどとも考えが似てますね。
そういった意味でカード(札)ゲームは
ある意味万国共通でしょうか?
投稿: 栄治 | 2010年1月19日 (火) 09時25分