瀞川山 (とろかわ山) 1,039m
豊岡市が全国一の38.4度を記録した日曜日、久しぶり
の山行きです。
場所は但馬西部美方郡香美町で、兎和野高原近くの「木
の殿堂」から登山開始。
山と言っても、寝そべった牛の背中と表現されるように、と
んがりがないのが特徴ですが、兵庫50山の一つで、1,0
39mの高さがあり、頂上からは、北西に蘇武岳、東に妙
見山、南方向には鉢伏山氷ノ山、遠くには須留ケ峰など
1,000mを越える但馬の連山が一望できます。
もっともスタート地点の木の殿堂の標高は約600m、高度
差は500mししかなく、1時間半もあれば頂上到着です。
兎和野高原の気温が32.6度ということは、山頂は3度低く
て28度で涼しく感じられます。
登山道は広く手入れが行き届いて、二人並んでゆっくり歩け
るほどです。
多分、兎和野高原野外教育センターを訪れる子供達が登
るように整備しているのでしょう。
クヌギやナラ林の木漏れ日の道をゆっくり上ると、十石山
頂に到着し、ここはまるで展望はきかず、すぐに尾根伝い
をアップダウンしながら進むと但馬には珍しい落葉松
(カラマツ)林が続く林道に出くわします。
(左 落葉松、右 杉林です)
但馬高原林道の氷ノ山・瀞川線で広く整備され、自家用車で
も登れるようになっています。
愛想のない林道を10数分進むと、瀞川山頂の標識が見え、
再び林に戻り少し登ると山頂到着。
北と鳥取方向の西を除く、200度近い展望がすばらしい。
眼下には村岡の町並みとハチ北スキー場 や民宿群、棚田・
段々畑が見渡せます。
(蘇武岳)
(妙見山)
(鉢伏山・氷ノ山)
(村岡民宿街)
遅い昼食と転た寝とで1時間半逗留する中で、2組のカップ
ルに会いましたが、姫路と日高の方で、いずれも車で登って
きた様子で、汗を流して登った私に申し訳なさそうな気配で
した。
相変わらず但馬の山は「過疎」状態で、もったいないですね。
林道は、その名の通り氷ノ山から鉢伏・ハチ北・瀞川から兎
和野高原に抜ける幹線林道です。
高原林道に関しては ↓
http://web.pref.hyogo.jp/af25/af25_000000003.html
還暦も過ぎると、単なる「自然破壊」とは思えなくなります。
手軽に但馬の自然に親しむ方法として、「これもありかな」と
感じさせられました。
カラマツが落葉する晩秋に訪れたいものです。
以下、山で会った草花を紹介します。
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気軽に登れそうないい山ですね。
車でも上がれるというのが横着な
僕にはいいかも。
しかし眺めがいいですね。
草花もきれいですし。
投稿: 栄治 | 2008年8月 6日 (水) 08時19分
瀞川山は地味な山ですが、1000mあるのはさすが但馬の山。
落葉松は蘇武ヶ岳山頂付近でも目にし、珍しく感じました。
但馬に自生したものではないので、林業(パルプ用)の対象として持ち込まれ、価格的に引き合わなくなって放置されているものでしょうね。
それにしても但馬の林道はすごい。
こんなホームページを作って宣伝する余裕まである。
金のない京都府にはうらやましい限り。
ただ、それも税金で作られ、借金になっているのです。
兵庫県の借金の多さは特筆されます。
(地震のせいでもあるのですが。)
もう歯止めをかけないと、と、他人事ながら心配になります。
費用対効果で見れば、どう考えても林道は納得がいきません。
関係のお仕事をされている方、ごめんなさい。
投稿: 丹後の金 | 2008年8月 6日 (水) 08時43分