コウノトリの贈り物
豊岡市が奨めている環境をテーマに経済を活性化させた成
功事例をホームページに載せています。
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1138939802312/files/jirei.pdf
どれもそう大きなものはありませんが、コウノトリとの共生ばか
りでは飯が食えないとの批判もあります。
いや、ありましたと過去形で書くべきかもしれませんね。
豊岡市の「コウノトリの郷公園」は県立施設であり、園内にあ
るコウノトリ文化館「コウノピア」は市の施設であり、入場料は
一切取りません。
駐車場も含めてお金がいらないこと、園内が整備されてきれ
いなことで、バスや自家用車の観光客が詰めかけます。
もともと城崎温泉や城下町出石・神鍋高原・山陰の海やカニ
で、観光客が多いところにコウノトリ人気で、4~5年前は15万
人程度でしかなかった年間来園者が、いまは50万人を超す
勢いで、休日となると広い駐車場もバスと車で埋まってしまい
ます。
これを経済に結びつかせない手はないと敷地内に市のお声
掛かりで作られたのが「コウノトリ本舗」です。
http://kounotori-honpo.jp/
ここでは環境配慮型の食品、グッズなどの商品を店舗販売して
安全な有機農法で作られたコウノトリ育むお米のネット販売もし
ています。
敷地内では近くの農家で作った有機野菜も販売していますが、
思惑とは違い、現在のところ経済効果は大きくないと聞きます。
我々は都市の諸施設や便利さをうらやましく思いますが、水と
空気はもちろん山も川も海もきれいな地に誇りを感じます。
コウノトリが住める環境は人にとっても優しい環境です。
人口の割に地方に金をかけ過ぎだとの意見も聞きますが、地
方が都市も含めた環境全体を守っていることになり、その感謝
の気持ちとして、出来るだけお金を落としてもらいたいですね。
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仰るとおりだと。
地方もそれなりに日本の環境問題に危惧しているんで共生といった意味でも、もっと経済効果があってもいいんでは?と思います。
旅行なんかで来られる方々はどっさり落としていっていただきたいなと。
投稿: 栄治 | 2008年1月31日 (木) 17時49分
理想と現実って難しいかもしれません。
日本全国が都市化して成り立つはずはありませんし・・・
ただコウノトリだけでは9万人食べるのはと今でも思っている私としてはちょっと複雑です。
バランス感覚と、環境といってもワンパターンではいけないこともあるのではと思ってしまいます。
投稿: 土建や | 2008年2月 1日 (金) 20時58分